3.自己破産の誤解2

自己破産とは様々な事情から多額の債務に苦しむことになり、返済が不能な状態になった場合、そうした事実を裁判所に申請して行う措置で、つまりは裁判所を通して借金の減額、整理、もっと言えば借金の帳消しを認めてもらう措置です。こうした自己破産という制度があることは、破産状態にある個人にとっては福音と言ってもいいのではないでしょうか。にも関わらず、実際には多額の債務によってほぼ手詰まり状態にある人であっても、自己破産の申請については躊躇う人が少なくなくないと言われています。これは一体どうしてなのでしょうか。自己破産という制度があるにも拘らずこれを活用しない人が多いのは、恐らく自己破産という制度への誤解から来ているのではないでしょうか。確かにそうしたことが当てはまると思います。この自己破産の制度及びその目的や、主旨については一般には誤解されている節があります。ここで強調しておきたいのは、自己破産という制度の目的及び趣旨は、決してお金に困った人を責めたり、その責任を問い詰めたりすることではありません。当然ながら自己破産を申し立てて借金を帳消しにしてもらうのと引き換えに、自己破産した当人に何らかの処罰が下されたり、或いは制裁を下したりするといったこともありません。その意味ではもし皆さんが多額の債務に困って自己破産をすることになっても、全く心配は要らないのです。
自己破産という制度に対しては、その申請に際して躊躇してしまう人が少なくないと書きました。その理由は自己破産制度の主旨や考え方への誤解の他にも、まだ幾つかあると考えられます。皆さんに自己破産を少しでも理解していただくために、ここでは自己破産に対して一般の人達が普遍的に抱きがちな誤解や間違いの例を紹介していきます。皆さんにおいてはこれをご覧になって自己破産への不必要な誤解をなくし、自己破産の制度や考え方についての正しい理解を深めていただきたいと思います。そして皆さんがもし実際に本自己破産手続きが必要になったときには是非覚えておいていただきたいと思います。
多くの人が旅行やレジャーを趣味にしていることでしょう。海外旅行が好きな人も少なくないはずです。ですが自己破産をすると大好きな海外旅行ができなくなる、或いは引越しすらできなくなるのでは、といった誤解があります。自己破産したことによって移転の自由が制限されたり、或いは出国が認められなくなる、といった状況です。ですが実際にはそういったことはありません。例えば住宅等の高額な財産がない場合でしたら、いつでも海外旅行に行くことが可能です。引越しとて同様です。
また自己破産をした履歴が戸籍や住民票に記載されるのでは、といった誤解をしている人もいます。確かに戸籍等にそういった履歴が記録されるのならあまり好ましい事とは言えないのですが、これも杞憂であって実際には戸籍や住民票には自己破産をしたことは記載されません。
もう一つの心配として、自己破産した本人はもとより、その家族や子供にも影響が及ぶのでは、と懸念する人もいます。ですがこれも答えを言ってしまえば家族に影響は及びませんし、負担をかけることもありません。子供の進学、就職、結婚等に影響することはありません。

ですので自己破産に関してこれらの杞憂は全く不要です。自己破産は債務に行き詰まった人を救済することが趣旨の制度です。いざ必要なときには、躊躇わずに自己破産を活用することをお勧めします。

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Last update:2017/11/10