2.自己破産の誤解1

自己破産という言葉からは、正直なところどうしても暗いイメージが付きまといます。実際に自己破産の経験をしたことのある人達を見てみると、そういった人達の自己破産に陥った理由、事情には様々なケースがあり、背景があります。ですがいずれにせよ夜中に低価格で引越ししてしまいたいぐらい、自分でお金の遣り繰りができなくなったという事実は動かすことができません。それに対して周囲は、「経済的に失敗した人」というイメージで自己破産の当事者を見ることがあります。それ故、多額の債務に苦しみ、自己破産や任意整理等の措置を本気で考えなければならない段階にまでなっても、なかなか踏ん切りがつかずに躊躇ってしまう人も少なくありません。自己破産とは、文字通り自分自身が経済的に破産、破綻してしまいにっちもさっちも行かなくなった場合、そうした事実を裁判所に申請して行う措置で、つまりは借金の減額、整理、もっと言えば借金の帳消しの措置です。ところで自己破産の申請を躊躇う人が少なくないのは、この制度への誤解から来ているのではないでしょうか。この自己破産の制度及び主旨については世間からは確かに誤解されている節があります。自己破産の制度及び趣旨は、決してお金に困って自己破産を申し立てた人を責めたり、その責任を問い詰めたりすることではありません。当然ながら自己破産を申し立てて借金を帳消しにしてもらうのと引き換えに何らかの処罰が下されたり、或いは制裁を受けたりするといったこともありません。その意味では自己破産をすることに関して心配は要らないのです。
自己破産に対しては、その申請を躊躇ってしまう人が少なくないと書きました。その理由は自己破産制度の主旨や考え方への誤解の他にも幾つかあると考えられます。ここでは自己破産に対して一般の人達が普遍的に抱く誤解や間違いの例を紹介していきます。皆さんにはこれをご覧になって自己破産への誤解をなくし、自己破産の正しい制度や考え方について理解を深めていただくとともに、もし本当に自己破産手続きが必要になったときには是非覚えておいていただきたいと思います。
自己破産についてよくある誤解の一つが、自己破産では借金が帳消しになる代わりに財産も全て処分されてしまうのでは、ということです。借金がマイナスの財産なら、プラスの財産と言える不動産や車、それに他の資産があります。マイナスの財産を帳消しにすると言うのなら、当然プラスの財産もそれに伴って差し引かれてしかるべきです。自己破産の場合確かにそうした意味での差し引き、帳消しはあります。高額な不動産や自動車などの資産は差し引かれてしまいます。所謂財産の処分ですが、これも全ての資産が処分されるというわけではありません。資産と言っても一般的な日常生活に必要なものは処分の対象とはなりません。また現金も日常生活に欠かせない資産ですが、これも99万円までは手元に残すことが可能です。一定の範囲を超えた分の資産については処分されることになってしまいますが、最低限のものに関しては手元に残るのだと言えます。

勿論自己破産を申請するときにはこれらの要素を考慮しなければなりません。ですのでもしどうしても不動産や自動車等の資産を処分されたくなければ、自己破産以外の、例えば任意整理等の借金整理の方法を始めの段階から選択することになります。

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2017/11/10 更新